8月の読書感想文『暗殺』『パワーか、フォースか』

今月中頃に腰痛を発症してしまい、立っても辛い座っても辛い寝てても(ry、な状況だったため不本意ながら読書タイムがめっきり減ってしまった。

体調不良とか月のものも重なって、運動をぱったりしなくなった途端に腰痛。湿布とサポーターで誤魔化しているが、一度病院で診てもらうしかなさそう。初診の待ち時間がだるすぎて行きたくない。

そんな中でも小説はさくさく読めそうだったので『暗殺』と、ボリュームがあって全然さくさく進まない『パワーか、フォースか』を読んだ。以下サクッと感想。

 

◼︎暗殺(柴田哲孝著)

この本が刊行された当初から読む気満々だったが、当時は仕事を辞めたてホヤホヤで小説に払うお金などなかったため、中古市場で安くなるのを待っていた。久しぶりに小説を読むのでワクワクしていた。本書は実際に起こった安倍晋三元首相暗殺事件を題材にしている。フィクションですよと前置きがありながらも、当時の報道内容を思い起こしながら読み進めていくうちに、ひょっとしてあの事件の裏側ってこうだったんじゃないか?と思わされる内容だった。明らかにフィクションな描写もあれば、地味で妙にリアリティのある描写もある。腰痛中な上、久々の小説でこれを選ぶ人ってあまり居ないんじゃないだろうか。そこら辺のアラフォー女子って何読んでるんだろう。内容の真偽については論じても意味がないので書かないが、私がこれを読んで得たものは、”表に出ている事実”以外は信用するべきではないという事に尽きる。人はすぐに権威や甘言に騙されるし、カネに目が眩むし、信用ならない。だから自分の”正常な猜疑心”を研ぎ澄ませて、ニュースやSNSで誰が何を言っていようが、冷静に対処しなければならない。と改めて心に誓った。

 

◼︎パワーか、フォースか(改訂版、デイヴィッド・R・ホーキンズ著)

腰痛中に読むべき本の難易度ではなかったが、個人的には今年一読んでよかった本。内容をめちゃくちゃざっくり言ってしまうと、「実は人の意識レベルは数値化できるよ。簡単な筋肉反射テストを使って測定できるよ。20年かけて数千人に何百万回と試したら、誰がやっても同じような数値になったよ。意識マップにまとめといたよ」という感じ。政治やビジネス、宗教や健康など、あらゆる分野のエネルギーについて書かれていて、どれも概ね納得できる内容だったが、個人的には薬物規制は失敗だったと言い切っているところに著書の懐の深さを感じた。「フォース(≒強制力)」で何とかしようとすると失敗するという例として取り上げられていた。コロンビアの麻薬王が死んだ途端にリーダーが3人に増えたとか、ハードドラッグだけでなく娯楽用のソフトドラッグも禁止することで裏社会の市場規模が膨れ上がったとか。誰が何と言おうと事実は事実でしかないんだよなぁと。この例の他にも、最近の自分の価値観に合致する話がちょいちょいあって、認められているように感じて読んでいて嬉しかった。全体の感想としては、個人的な感情とかエゴが本当に邪魔だなと日々感じている自分にとってはドンピシャな内容だった。頑張って読んでよかった。

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